大学病院の精神科と慢性期の精神科病院の違い【看護師の実体験から】

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私は、大学病院の急性期の精神科と、慢性期の精神科病院の2つを経験しました。

2つを経験した私が感じた、両者の違いや特徴をご紹介したいと思います。

もちろん、それぞれの病院によって様々な特徴があると思うので一概には言えませんが、
大まかな違いだけでも頭にあると、転職の時に役に立つかもしれません☆

転職を考えているけれど、どの病院にするか悩んでいるという時に参考にしてもらえたら嬉しいです(^^)

大学病院(総合病院)の精神科の特徴
~治療が中心でバタバタすることも~

【メリット】
・治療を目的としているので、精神科にいながら技術や知識が学びやすい
・患者さんの回復していく過程と退院していく姿がみられる
・何かあれば専門の医師が病院内にいて、病院内で全て対応できるので安心
・教育制度が充実しているので、新卒の方にも安心
・他の科の勉強もでき、キャリアアップを目指せる
・育児中のママさんナースには、時短勤務や外来勤務など、配慮がある。病院内に託児所もある。(病院によるので注意)
・もし精神科が合わないと思ったら、異動して他の科にうつることができる
・比較的忙しいので、ゆったりするのが苦手な人でも大丈夫

【デメリット】
・ゆったりした精神科をイメージして入ると、身体的治療が割りと多いため、ややギャップを感じるかもしれない
・忙しさから、患者さんと関わる時間を思うようにとれない時もある
・残業や時間外業務も比較的多い
・キャリアアップを求められるので、看護研究やラダー取得などにも積極的に参加しなければいけない

大学病院の精神科の詳細~体験談~

簡単にまとめてみましたが、もう少し具体的に経験したことやその感想をお話します(^^)

大学病院は病院自体が急性期で治療を目的としたの病院なので、精神科であっても急性期で状態の悪い患者さんが多い印象です。

また、精神科疾患を抱えた人が身体的治療が必要になった時に、その治療の間一時的に入院されることも多くありました。

治療を目的としているだけあって、最初は状態の悪い患者さんでも、目に見えて良くなっていく姿がみられます。

慢性期の精神科だと、何十年と入院しているような社会入院の患者さんもおられますが、
私が大学病院で見てきた中では、長くても1年ほどの入院、短ければ2週間くらいで良くなって帰られる患者さんもおられました。

回復して退院していかれる姿を見られるのは、どの科においても嬉しいことですよね。
これは、総合病院の精神科ならではの魅力かもしれませんね(*^^*)

一般的な精神科のイメージとは異なるかもしれませんが、精神科であっても
比較的バタバタと1日が過ぎていくような印象です。
点滴や検査も比較的多いし、色んな科の手術や治療もありました。
緊急入院も珍しくはありません。
新薬の治験も扱っていて、それも大学病院ならではかもしれませんね。

とはいっても、普通の一般病棟と比べるとだいぶゆったりしているので、安心してくださいね☆
何かあれば、専門の医師や看護師が院内に必ずいるので、すぐに相談して診てもらうことができるので慌てる必要もありません(^^)

また、大学病院の特徴として、教育制度が整っているという利点もあります。
特に、新卒さんから精神科を考えているという方には、一からしっかりと指導してもらえるので安心かもしれないですね☆

勉強会や研修もあるし、他の科の看護の知識についても学べる環境があると思います。
向上心が高く、色んなことを学びたい!という方にオススメです。

逆に言うと、残業や休日出勤もそれなりにあり、看護研究やラダー取得など、日々の業務以外にもしなければいけないことも多いです。
プライベートな時間をたくさん取りたいという方には不向きかもしれません。

育児中のママさんナースには、時短勤務や外来への異動、病院内に24時間体制の託児所があったりと配慮もありました。
公的な病院なので、育児支援への取り組みしっかりされているんですね。
(病院によって違うかもしれませんので、確認してくださいね)

精神科に自分が向いているかわからない…と不安な人にも、総合病院は良いと思います。

精神科病院に勤めてみてから合わないと思ったら、また転職し直さなければいけないけれど、
総合病院なら、異動という手段があるからです。

転職となったらまた病院探しから始めなければいけなくて大変だし、経歴に傷がついてしまうのも悲しいですよね。
異動も大変だけど、転職よりはまだ気が軽いと思います。

実際にそのような理由で大学病院の精神科で働いている方もおられましたよ。
途中で別のことに興味が出てくる可能性もありますからね。

反対に、もっと専門的に精神科に携わりたい!と思って単科の精神科病院に転職した人も何人かおられました。

私も、どちらかと言えばそっちのタイプで、もっと精神科を知りたいと思って、転職の機会があった時に思い切って単科の精神科病院に転職しました☆

このように、自分が精神科に合っているのかを見極めるのに良いかもしれませんね(^^)

慢性期の精神科病院の特徴
~生活が中心で、ゆったりとした環境~

【メリット】
・生活を主としていて、患者さんとゆったり関われる時間をとりやすい
・残業や時間外業務はほとんどなく、負担が少ないので長く続けやすい
・コミュニケーション能力や判断能力が磨かれ、精神科に関する知識が深くなる
・年間の行事を楽しむことができる
・キャリアアップを強いられない
・病院全体が精神疾患に理解がある

【デメリット】
・精神科以外の医師がいない(少ない)ので、身体的になにかあれば病院内で対処できない。救急車搬送になる。
・身体的な処置や対応が多くはないので、技術は磨かれにくい
・バリバリ働きたい人や変化が欲しい人には少し物足りないかもしれない
・もし精神科が合わなかったら(他の科で働きたいと思ったら)転職せざるを得ない

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慢性期の精神科病院の詳細~体験談~

私が次に働いたのは、何十年も入院されている方も入院されているような、慢性期の小さな精神科病院です。

大学病院が治療が中心であれば、こちらは生活が中心といった印象です。

薬剤調節しながらリハビリをして、コミュニケーションをとったりともちろん治療はしているのですが、
良くなるためというよりは、これ以上悪くならないために現状を維持する、という目的のように感じられました。

大学病院で、急性期を脱してある程度落ち着いてきたら、慢性期の病院に転院となるケースをよく見てきました。
その先がここの病院なんだな、と思いながら働いています。

生活が中心ということもあって、日々の大きな変化は少なく、毎日決まった時間に決まったことを行うといったゆったりとした環境で働くことができています。

患者さんはある程度症状が落ち着いていて、入院生活にも慣れている方がほとんどなので、
何もなければ本当に何もないというありがたい日々です。

そのため、よっぽど何かない限り残業や時間外勤務はほとんどありません。
これは本当に嬉しいですね。

でも、全く何もないというわけではなく、精神科にありがちな患者さん同士のケンカやトラブルはちょこちょこあります。
これくらいなら可愛いのですが、急激に症状が悪化して自殺企図を起こしたり、暴れるような患者さんもおられますので、油断は禁物です。

また、精神科だからと安心していても、急に身体的な治療が必要になることがあります。
ちょっとした風邪や発熱くらいであれば、病院内で点滴を行ったりはできますが、
例えば転倒して骨折したり、頭を打ったり、というアクシデントが起これば、病院内には専門の医師はいませんし、対応しきれません。
必要に応じて救急車を呼んで、救急車が到着するまでの応急処置をしなければいけないんです。

これが焦るんですよね。
普段何もないことが多いもんだから、たまに何かあるとどうしよう!ってワタワタしてしまいます(笑)

まあ救急車が到着したらあとは救急隊員の方にお任せなので大丈夫ですよ(^^)

小さい病院ということもあるせいか、キャリアアップについてもそれほど厳しくありません。
どちらかと言うと、働いているほとんどの看護師さんが、残業なし、時間外業務なしという魅力で働いておられるので、
そのような話が出たらみんな断固として反対するような感じです(笑)

勉強会は全くないというわけではなくて、必ず勤務時間内に行われるように配慮されているので、これも嬉しいですね。

体力的に楽、ということもあって、特に子育てを終えたベテランナースさんが多く働いておられます。
勤続20年とか30年と長い方も多くいらしゃって、働きやすい環境だということがわかります。

また、子育て中のママさんナースでも、残業がないことが条件で病院を探していたら精神科病院になった、という人も多いです。
子育て中は、どうしても自分のキャリアアップまで考える余裕は持ちにくく、日々の子供との生活が大切ですもんね☆

ただ、小さな病院だったので、託児所や時短勤務などの制度は整っていないですね。
これは病院によって様々だし、精神科病院だから、というわけではないので、調べてみてくださいね。

楽なだけで他に魅力は??
と思うかもしれませんが、精神科病院の魅力はたくさんありますよ!

まず、患者さんとゆっくりコミュニケーションがとれるので、コミュニケーション能力は鍛えられます。
そして時間にも余裕があるので、一人ひとりの患者さんに対してしっかりとケアを行うこともできます。

純粋に精神科疾患の方ばかりなので、精神科の知識や対応の仕方は勉強になることが多いです。
専門的に精神科を勉強したいのであれば精神科病院をおすすめします(^^)

大学病院ではできないような、夏祭りやクリスマスなど行事に力を入れているところも多いと思うので、それも楽しみのひとつです♪

病院全体が精神科なので、病院の中にいる全員が精神科に理解がある、というのも嬉しいことです。

大学病院の時は、当然色々な科の患者さんや面会の方、中にはスタッフであっても精神科に対する理解が低い人がおられ、
少し対応が難しいことなんかもあります。

精神科病院であれば当然患者さんも面会に来る方もスタッフも
全員が理解を示して協力してくれるので、病院全体が優しい雰囲気で和やかです。

私はとても穏やかな雰囲気の精神科病院は好きですし、
周りでも働きやすいという意見が多いです。
初めての精神科で不安と思っている方でも、そこまで心配しなくてもきっと大丈夫だと思います(^^)
みんな最初は初めてで当たり前ですもんね。

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このように、2つの病院だけでもこんなにも特徴が違います。
病院の数だけ色んな特徴があるので、正直どの病院が良いかわからない!!
と頭を悩ませる人も多いと思います。

そんな時には、看護師転職サイトをオススメします。

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必要なくなれば断ることもできるので、気軽に相談して大丈夫ですよ♪

詳しい説明や転職会社ごとの情報はこちらを参考にしてください

一緒に精神科で働けることを楽しみにしていますね(*^^*)

精神科ナースのココ

投稿者: 精神科ナースのココ

大学病院の精神科で勤務した後、現在は単科の精神科で日々勉強しています。「精神科で学んだことは、仕事を辞めても一生役に立つよ」というドクターからの励ましを胸に、精神科での看護を楽しんでいます(^^) これまでの職歴や自己紹介はこちらです。   >>

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