精神科の患者さんとの関わり方 ~私が意識していること~

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私自身、人と接することは正直苦手です。
人見知りなので、特に初対面の人とはおどおどしてしまってほとんど喋れません(笑)

そんな私ですが、患者さんと関わる時にはそれなりに自然に話すことができている気がしています。

精神科の患者さんとどう関わったら良いのかわからない、上手くコミュニケーションがとれないという方もおられるかもしれません。
参考程度にですが、私が精神科の患者さんと関わる時に意識している点をご紹介しますね。

患者さんに興味を持つ

まず、興味を持つことが一番だと思います。
患者さんとして、というよりも、一人の人として興味を持って関わるようにしています。
今までどんな人生を送ってこられたのか、何が好きでどんな趣味があるのか、
どんな仕事をされてきたのか、など。

興味をもつと自然と会話が広がっていきますし、
患者さんと関わる機会も増えます。

話の内容や、その話をする時の表情や態度などから、
患者さんのことを知る手がかりを掴むこともできます。

とは言え、興奮状態の時は、必要以上に関わることは刺激になってしまうし、
抑うつ状態の時には話す気力すらないということもあるので、
症状に応じて関わり方は考えた方が良いですね。

自分自身のこと、自分の感情を素直に伝える

いくら患者さんに興味があるからと言っても、質問攻めにしてしまうと気分は良くないですよね。
そのため、できるだけ自分のことは隠さずに話すようにしています。

自分からはあまり話してくれない患者さんでも、
私自身が自分のことを話していると、自然と患者さんも合わせて話してくれたりします。
その患者さんが話してくれた内容に対して、少し話を膨らませてみたり、
「私はこんな風に感じました」と自分の感情を率直に述べてみたり、
「話してくださってありがとうございます。またお話聞かせてください」
などと伝えると、次の時にも話しやすくなりますね。
以前話していた内容を出すと、会話をしっかり聞いてくれているという安心感にも繋がると思います。

相手がどんな人かわからないと、誰だって身構えてしまい素直に話せませんよね。
自分のことをオープンにして話してくれる人には、心を開きやすくはないですか?

こうやって会話を重ねていくことで、患者さんとの関係性も深まってくると思います♪

患者さんの感情を大切にする

患者さんが感情を話してくださった時には、
その感情は決して否定せずに共感するようにしています。

「うん、うん」と相づちで聞くのも良いですし、
「それは辛かったですね「とても悲しかったんですね」
とその気持を繰り返したり、違う言葉に置き換えたりすると、
より話を聞いているということが伝わるかもしれませんね。

気持ちを表現することが苦手な方もたくさんいらっしゃいます。

例えば、「何となくイライラした」という風に言う人がいたとします。
その時には順を追ってしっかりと話を聞いて、
「〇〇に対して□□だったから△△と感じたんですね」とまとめてあげると、
自分で自分の感情に気づける機会になると思います。

逆に、「こんなことがあった」と事実だけを言ってくる人や、
言葉ではなく、暴れたり自傷行為など行動で示す人もいます。
「それでどう感じたんですか?」「どうしてこのような行動をしたんですか?」
と問うことで、自分の感情を振り返ることもできますね。

「何となく」のままスルーしてしまうと、今後に活かせずに、
同じことの繰り返しになってしまいます。
何に対してどうしてそう思ったのか、まずそれを自分で気づけるようになることが
第一歩たと思うのです。

ちゃんと伝えてくれた時には、
「自分の感情を伝えられましたね」と評価したり、
「伝えてくれてありがとう」
「言ってくれたから理解ができて嬉しかった」
などこちらの気持ちを伝えると、より次に繋がっていくと思います☆

患者さんにも、自分自身の感情を大切にしてもらいたいと思っています。
それができるようにお手伝いをすることも、
精神科の看護師の大切なお仕事ですね(^^)

患者さんの気持ちがわからなければ、「こう感じたということですか?」
と正直に聞いてみることも良いと思います。

患者さんの考え方が自分と違う時には、
「〇〇さんはそう思ったんですね。私だったらこう思います」
「反対の立場だったらどのように感じますか」
などと、単に否定するのではなく、視点を変えてみるのも良いかもしれません。

無理に患者さんと同じ意見のように振る舞う必要はないと思います。
色んな考え方があって当然ですし、お互いに考えを尊重できる関係が理想ですよね♪

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このようなやり取りの中から、感情の伝え方や汲み取り方を学べると思います。
患者さんとのコミュニケーションの中で、
自分自身も気づきや学べることはたくさんあるんですよ(^^)

患者さんとの約束は必ず守る

精神科では、患者さんとの信頼関係はとても大切です。

せっかく信頼関係を築けても、故意ではなかったとしても
約束を破ってしまうと一気に信頼関係は崩れてしまいます。
約束したのであれば、責任をもって必ず果たすようにしましょう。

しかし、看護師も人間ですからうっかり忘れてしまうこともありますし、
バタバタしていると時間通りにできないこともあるかもしれません。

そのような時には言い訳はせずに、誠実に謝罪をしましょう。
自分の非を素直に認めることも大切です。
できなかった理由と、患者さんに迷惑や嫌な思いをさせてしまったこと、
そしてそのことを申し訳なく思っていることを丁寧に説明すれば、
患者さんもきっとわかってくれますよ(^^)

守れない可能性があるのであれば、前もってそのことを説明して、
むやみに約束をしない方が良いと思います。
確実に自分が果たせることだけを約束しましょう。

小さなことでも、その積み重ねが信頼に関わってきますからね(^^)

患者さんのできているところを評価する

例えば、うつ病の患者さんなんかは、自己評価がとても低い方がおられます。
でも、自己評価が低いだけで、周りからみるとしっかりとできていることもたくさんあります。

そのため、小さなことであってもできていることはどんどん評価して気づかせてあげましょう。
入院当初はできなかったけど、徐々にできるようになっていくこともたくさん出てきます。
しかし、患者さんは自分でそのことに気づけていないことが多いのです。

「〇〇ができるようになりましたね」と伝えてあげることで、
患者さん自身もそれに気づくことができます。
自覚できた方が、治療にも前向きになれるし、
何より嬉しくて自信に繋がりますよね(^^)

できているところを伝えても、「まだしんどいし全然…」
と悲観的に返ってくることも多いでしょう。

それでも、「前はしんどくて寝ていることが多かったけど、今は朝から起きることができていますね」
などと具体的に事実を伝えてあげると良いと思います。

小さなことで良いんですよ。
できることが増えていくってすごいですよね(^^)

患者さんに振り回されない

患者さんの中には、我儘を言ったりわざと看護師を困らせるような行動を取る方も一部ですがおられます。

そのような患者さんと関わる時には、絶対に患者さんの都合に振り回されないように注意しています。

患者さんの言うこと全てに対応していては、時間がいくらあっても足りないし、
要求がどんどんエスカレートしてしまう可能性もあります。

「言えば何でもやってくれる」と思われてしまわないように、看護師として毅然とした態度で振る舞いましょう。

できないことはできない、ダメなものはダメ、はっきりと言うことが大切です。
もちろん、やみくもに断るのではなく、
何故できないのかを患者さんが納得のできるように説明をする必要はあります。

前は良かったけど今回はダメ、あの看護師は良いと言うけどこの看護師はダメと言う、
などのようにバラツキがあると、またこじれてしまうこともあります。
スタッフ同士で対応を決めておき、患者さんにもそれを伝えておくと良いでしょう。

また、そのような患者さんの言動の裏にはどのような心理が隠れているかも考えられると良いですね。

私が普段患者さんとの関わりで意識している点をいくつか挙げました。
別に特別なことではないと思いませんか?
普段の対人関係でしていることとそんなに変わらないと思います。

精神科の患者さんだから、と特別視する必要はありません。
一人の人として、丁寧に接することが一番大切です(^^)

細かく挙げると、
「笑顔で話す」「目線を合わせること」「間を大切にする」など色々あると思いますが、
それらは上記のことを気をつけていれば、自然とついてくることかなぁと思っています☆

患者さんには色んな人がいますので、一概にこうと決めつけることはできませんが、
患者さんやその場に応じて色んな対応ができるようになれれば良いですね。
私もまだまだ勉強中です(^^)

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自分に合った病院を探しましょう♪

精神科ナースのココ

投稿者: 精神科ナースのココ

大学病院の精神科で勤務した後、現在は単科の精神科で日々勉強しています。「精神科で学んだことは、仕事を辞めても一生役に立つよ」というドクターからの励ましを胸に、精神科での看護を楽しんでいます(^^) これまでの職歴や自己紹介はこちらです。   >>

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