精神科の看護師はストレスは多くない

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精神科の看護師はストレスが多い?

精神科で働いていると、よく周りの人から言われることがあります。

「自分自身が病んでしまわない?」
「ストレス多そう」
「私だったら絶対に無理」

看護師さんからもそうでない人からも結構な頻度で言われるんですが、
私自身は、聞かれる度に「なんで??」と首をかしげてしまいます。

私が今まで関わってきた看護師さんを振り返ってみると、外科で働いている看護師さんの方が
いつもピリピリしていてストレス抱えてそうだなぁと思えるような看護師さんが多かった気がします。
(外科の看護師さん、ごめんなさい。あくまで私の周りを見た印象です^^;)

逆に、精神科で働いている看護師さんは、いつも穏やかで心に余裕のあるように見える看護師さんが多い印象です。

私が感じているイメージと、周りから思われるイメージが正反対なので、
不思議に思ってしまうんですね。

外科でバリバリ働きながらも余裕のある人や、精神科でもイライラしている人ももちろんおられますが、
全体的に見ると、やっぱり精神科で働いている看護師さんの方が心に余裕を持っている人が多いような気がしています。

理由を私なりに考えてみました。

業務に余裕がある

誰だって、忙しいと余裕がなくなって周りが見えなくなってしまうことはありますよね。

精神科の病棟は、その他の科と比べると、身体的な疾患を持っている人は少ないです。
精神的に重症な患者さんはいても、1分1秒を争うようなバタバタ感や
生死を争うような状況は滅多にありません。

残業だってほとんどないので、
もし何か嫌なことがあっても仕事が終わってからリフレッシュできる時間があります。

身体的な負担が少ないことに加えて、自分の時間もしっかりと取れることが
心に余裕ができやすい理由のひとつだと思います☆

患者さんの言動を、「病気の症状」として捉えられる

患者さんは、本当に色んな方が入院されていますし、
通常では考えられないような行動を起こすこともあります。
暴言や罵倒されることは日常茶飯事です。

でも、それはその患者さんの「人格」ではなくて、「病気の症状」として捉えています。
だから、別にその患者さんが悪いわけではないし、「今は状態が悪いんだな」と思うことができます。

入院時はハチャメチャで暴言暴力がひどかった患者さんが、
治療を進めていくことで、とっても穏やかで礼節のある素敵な方になっていく姿を何人も見てきているので、
このように考えられるんだと思います。

精神科を良く知らない人は、暴れている瞬間だけを想像してしまったり、
その状態の悪い姿を「病気の症状」として理解しづらいのではないでしょうか?

精神科の看護師は、精神疾患に対しての知識や対処方法についてある程度理解ができているからこそ、
患者さんとの関わりにもストレスを感じにくいのかもしれませんね(^^)

ストレス対処能力が鍛えられる

とは言っても、精神科の看護師だって人間ですし、ストレスを全く感じないというわけではありません。
症状だとわかっていながらもイライラしてしまうこともあります。

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イライラすることが悪いわけでもありません。
そのイライラした感情とその理由に自分で気が付き、意識して対処できることが大切なのだと思います。

精神科では、患者さんの気持ちや感情を理解することが大切ですが、
そのためにはまず自分自身を理解することが必要になってきます。

自分は今どんな感情を抱いているのか、なぜそのような感情になったのか、どうしたらこの感情を対処できるのか。
意識して考えてみると、自分の感じ方の癖や特徴なんかがわかってきて、客観的に考えることができるようになってきます(^^)
簡単なようで、意識しないと意外とできていないんですよね。

また、患者さんの中には、我儘や手のかかることをわざと言って看護師を困らせるような人もいるのですが、
そのような患者さんと関わる時は、決して患者さんに振り回されずに、自分自身を保つことが必要です。

日々たくさんの患者さんとの関わりを繰り返すうちに、
自然と自分の感情と向き合う機会が多くなり、自分も含めた色んな人や考え方への理解も増していきます。
これらの経験を通して、ストレスを感じた時にでも、
冷静に自分自身を保つことに慣れてくるのではないでしょうか。

その結果、感情のコントロールやストレスの対処が上手くなってくるのだと私は思いました☆

他の科でリタイアしても精神科なら大丈夫

大学病院で働いていた頃、毎年病院全体で100人くらいの新卒さんが入職してきました。
それぞれの科に振り分けられるのですが、毎年その中の数人は、
病棟に馴染めなかったり、精神的にしんどくなったりして、
働けなくなってしまう看護師さんがいます。

そのまま辞めてしまう人もいますが、働きたいという意欲がある人には、
一度精神科で働いてみてはどうかと提案されるみたいです(強制じゃないですよ)。

そのため、毎年1~2人くらいは新卒さんで精神科に異動してくる人がいました。
元々精神科に興味を持っていた、というわけではない人たちばっかりです。

最初は、やっぱりちょっと心配だから様子を見ているんですが、
みんなそのまますっかり馴染んで働き続けることができているんです。

精神科に異動してきて、それでもやっぱりどうしても続けられずに辞めてしまった、
という人は、私が今まで見てきた中では一人もいませんでした。

その新人看護師さんたちに聞いてみると、大抵同じような返答がかえってきます。
「前の科は忙しすぎてついていけなかった」
「精神科は、患者さんの生命に関わるような場面が少ないから、ストレスが減った」
「先輩がみんな優しい」

このような看護師さんの意見から考えてみても、
精神科は、皆さんが思っているほどストレスだらけの科じゃない、
ということがわかっていただけるかと思います(^^)

そうは言っても、感じ方には個人差がありますので、絶対に大丈夫かと言われれば
そこまでは言い切れませんが…
精神科に興味を持って考えているのであれば、一度試してみるのも良いかもしれません(^^)

もし精神科で働きたいと思ったら看護師転職会社に登録して、自分に合った病院を探しましょう♪

精神科ナースのココ

投稿者: 精神科ナースのココ

大学病院の精神科で勤務した後、現在は単科の精神科で日々勉強しています。「精神科で学んだことは、仕事を辞めても一生役に立つよ」というドクターからの励ましを胸に、精神科での看護を楽しんでいます(^^) これまでの職歴や自己紹介はこちらです。   >>

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