【精神科ナース】精神科医との上手な付き合い方☆恋愛も?

看護師が病院で働く以上、多職種、特に医師との関係は避けては通れません。
職場で毎日顔を合わせるわけですから、できることなら上手に付き合っていきたいですよね☆

病棟ではどんな関わりをしているの?どんな風に付き合ったら良いの?
そんなちょっとした疑問について考えてみようと思います(^^)

精神科医ってどんな人?

私が普段関わっていて感じる、精神科の先生の特徴を挙げてみると、
・穏やかで優しい
・人と話すことが好き
・看護師の話を聞いてくれる
・人に振り回されない
・趣味が多い

こんな感じでしょうか?

基本的には、穏やかで人と関わることが好きな人が多い印象です。
だから看護師の話もしっかり聞いてくれるし、
医師からもよく話しかけてきてくれます。
そのため、病棟はいつも和やかな雰囲気ですよ(^^)

また、精神科の先生は、毎日色んな患者さんを診て
辛い話を聞かなければいけないない立場です。
それに毎回同調してしまっていては仕事になりませんし、
自分自身が持たないと思います。

そのため、「人に振り回されない」という点は仕事をする上でも大切です。
言い換えると「芯がしっかりしていて自分自身を保つことが出来る」ということだと思います。
人は人、自分は自分としっかり区別がつけられる
素敵な人だと私は思います。

もうひとつ、精神科医の先生は、多趣味な人が多い印象があります。
看護師と同様、精神科は医師も他科ほど残業が多くありません。
そのため、自分の時間がとれやすいことと、
経済的にも余裕がある人が多いので、
趣味にたっぷり時間とお金をかけられるんでしょうね。

趣味をすることで自分を保っているという人もいますし、
中には、趣味に時間を使いたいから精神科を選んだ、という医師も知っています。
もしかしたら結構いるのかもしれないですね?

ちょっと変わり者というイメージを持たれやすい精神科医ですが、
普通にどこにでもいるような人ばかりですよ♪

病棟での医師との関わり ~情報の共有が大切~

精神科では、他科よりも医師と看護師が関わる機会が多いと思います。

精神科での患者さんの情報は、看護師の観察が大半を占めます。
そのため、情報の共有は欠かせません。
カンファレンスを合同で行ったりと、一緒に考える場面も多くあります。

一般科の時は、医師が多忙ということもあって
看護師への態度が冷たいと思うこともしばしばありました。
その点、精神科の医師はみんな看護師を大切に扱ってくれて、
対等に意見を交わしてくれる印象です(^^)

医師との情報の共有が、患者さんへの治療や看護へ反映されることになるので、
大切にしていきたいですね♪

精神科医と上手に付き合うには、どんどん話そう

精神科医と上手に付き合っていくには、自分からどんどん話しかけることだと私は思います。
誰だって、自分と仲良くしてくれる人には好意を持ちますよね(^^)

精神科は、その他の科以上にスタッフ同士のコミュニケーションが重要な科だと思います。
患者さんの情報を小さなことでも自分から報告したり、
困っていることはどんどん相談していきましょう。
時にはプライベートな話だってしても良いと思います。
話す機会が増えてくると、仲良くなってお互いに相談やお願いごともしやすくなりますよね♪
自分自身仕事がしやすくなり、患者さんにも良い看護を提供できると思います(^^)

逆に、コミュニケーションを怠っていて必要な報告が抜けていたりすると、
患者さんへの治療や看護にも影響が出てしまうことも考えられます。

元々人と話すことが苦手…必要以上にコミュニケーションとるのは抵抗がある…
という人でも、大丈夫です。
相手だって、コミュニケーションのプロの精神科医です。
聞き上手な先生が多いので、ゆっくり耳を傾けてくれますよ。

無理してまでたくさん話す必要もありません。
最低限、患者さんの情報を伝えるようにだけ気をつけましょう。
上手くできなくても、仕事へ真剣に取り組んでいるという姿勢が見えたら
医師からの印象は良いと思います♪

精神科の先生は優しくて穏やかな先生が多いので、話しかけたり質問をして
嫌な顔されるなんてことはほとんどないと思いますよ(^^)

精神科医との恋愛ってアリ?

医師と看護師の恋愛。どこの科でも気になりますよね~(*´∀`)

私の周りでは、精神科の医師と看護師が付き合っていたという話は4組ほどありました☆
ひとつの病棟内なので、意外と多い??
そのうち2組はめでたく結婚までされましたよ♡

ただ、どれも大学病院内での話です。
大学病院は、医師も看護師も比較的若くて独身の割合が高いので、
食事会なども多くて仲良くなりやすい環境があるのだと思います。

その後民間の精神科病院にうつったのですが、医師も看護師も年齢層が高いし既婚率も高いので、
恋愛には発展しにくいだろうなというのが正直な印象です。

もし精神科医との恋愛を考えているのであれば、
公的な病院など、若い医師が多い病院をオススメしますよ(^^)笑

私個人の独断の意見ですが、精神科医と付き合う or 結婚することはアリだと思います♪
医師と付き合っている看護師は他にもたくさん見てきましたが、
他の科であれば、医師が忙しすぎて
デートする暇なんてほとんどない、というカップルがほとんどです。
休日なんてほとんどないし、1日であっても予定を合わせるのが難しいみたいですね。

その点、精神科医は他の科と比べると時間にゆとりがあると思います。
だからデートや旅行だって行きやすいし、
結婚して子供ができても育児への協力も求めやすいですよね。

元々優しい性格の人が多いと思うし、付き合うにはもってこいじゃないかと思います(^^)
経済的な魅力も無視できませんね☆笑

 

以上、精神科ナースと精神科医との関わりについて考えてみました♪
参考になれば幸いです(^^)

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精神科に入院している患者さんの特徴

精神科に入院している患者さんてどんな人?

怖い?おとなしい?挙動不審?

患者さんといっても、人によって疾患や症状は千差万別です。
元の性格だって当然違います。

だから、正直一括りになんてできないんです。
できないのですが、私が普段関わっていて感じている、共通しやすいいくつかの特徴を
看護の視点も含めて考えてみようと思います。

患者さんは、私たちと変わらない

まず、最初に念を押して言いたいことがあります。

「精神科の患者さん」というと、とても特殊な人のように思ってはいないですか?

そんなことはありません。
私たちと同じ、一人の人間です。

私たちだって、仕事や人間関係、恋愛、育児や介護などの家庭環境。
色んな事情があってしんどくなる時ありますよね。
イライラして物や人に当ってしまったり、悲しくて涙が止まらなかったり、
時には情緒不安定になってしまうことだってあると思います。

それと一緒ですよ。特別なことではありません。
何かをきっかけに、少し心が疲れてしまって、その休憩をしているだけなんです。
そのことを忘れないでほしいと思います。

精神科の患者さんだからと区別するよりも、
人として誠実に関わることが最も大切であると日々感じています。

病識が乏しい人が多い

精神疾患は、まだまだ正しい理解が得られていないこともあり、
自分の苦しんでいる症状が、疾患のせいであると認識できていない方が多いように思います。

「自分は健康で、病気であるはずがない」と認められない人や、
「何もかも自分が悪いんだ」と自責的に考えてしまう人もいます。

病識が十分でないと、治療の必要性が正しく理解できないために、
入院することやスタッフに拒否を示してしまうこともあります。
患者さんにとって必要な治療が行えなくなってしまうのです。

ある程度症状が良くなって退院できたとしても、
もう大丈夫と思って自己判断で内服を中断してしまい、再発する人も少なくありません。

患者さん、また家族にも疾患に対する正しい知識を持ってもらうことは、
治療を行う上で非常に重要です。

そのためにも、医師や看護師を含めたスタッフはみんな患者さんの味方である、
私たちは苦しんでいる患者さんを助けてあげたいんだ、という気持ちが
患者さんに伝わらなければいけません。

看護師は、このような患者さんとの信頼関係を築くための働きかけは欠かせません。
そして、疾患や治療に対する教育的な関わりを根気強くしていく必要がありますね。

ストレスの対処が苦手

精神科の患者さんは、ストレスの対処が苦手な方が多い印象です。
苦手だからこそ発症しやすいのかもしれませんね。

ストレスの対処が苦手な人は、日常生活で何か嫌なことやストレスがかかった時に
自分自身で対処することができなくて、精神的にしんどくなったり
暴れたり自傷行為などの間違った行動に出てしまうことがあります。

自分は今ストレスを感じているという現状、
そしてその原因を自覚することがまず必要です。
意外に自覚できていない人が多いんですよ。

自覚ができれば、何かしらの対策を考えることができますね。
そのストレスから離れたり、数をこなしてストレスに慣れさせる方法もあります。
自分の考え方や捉え方を変える努力をすることもできます。

また、どうすればストレスの発散ができるのかを知ることも同様に大切です。
例えば、映画を見る、散歩に出かける、音楽を聞く、
人によって対処方法はそれぞれだと思いますが、
自分自身の心が落ち着ける方法を見つけられたら良いですね。

このような取り組み、特に自分の考え方を変えるという働きかけは
「認知行動療法」と言って、専門的な知識や技術が必要になってきますので、
心理士さんが主に関わっていかれると思います。
けれど、看護師もその取り組みを理解して関わり方を考えていかなければいけません。

ストレス反応によって出現する症状もさまざまです。
人によっては寝たきりでセルフケアを行うことができなくなったり、
自傷他害に走ってしまう人もいます。
幻聴や幻覚に襲われる人もいます。

そのような症状に対する看護、また安全を確保できるような援助を行うことが看護師には求められます。

対人関係が苦手

精神科の患者さんは、元々の性格が自分の意見を主張できないようなおとなしい性格の方が少なくありません。
また、これまでの人生で人間関係を上手く築いてこれなかったり、
何かしらのコンプレックスやトラウマを抱えている人もおられます。

そもそも、若くして発症した人は、若い頃から長期間の入院生活を過ごさなければいけなかったり、
家に引きこもってしまったりして、人と関わる体験そのものが少ないという方も多くおられます。

このような患者さんは、
人からの言葉や態度に敏感になっており、人間関係を築くことに臆病になっていたり、
築き方自体がわからないという方が少なくないのです。

看護師が話しかけても反応がほとんどなかったり、
上手くキャッチボールができない患者さん、
威嚇してくるような患者さんや、我儘ばかり言って相手を振り回す患者さん、
様々なタイプの方がおられます。

特に入院当初は、慣れない環境で緊張していたり不安も多く、
普段よりも特に症状が強く出てしまうこともあるかもしれません。

どんな場合であっても、看護師は患者さんが円滑に治療を受けられるように
関係性を築いていく必要があります。

上手くコミュニケーションがとれないからといって諦めるのではなく、
そのような患者さんのサポートを行えるように、関わり方を考えていきたいですね。

長期の入院患者さんが多い

精神科は、他の病棟と比べて入院期間が長いです。
理由は、内服治療の効果が現れるまでに時間がかかることや、
患者や家族が疾患への知識を理解して受け入れることに時間がかかること、
社会のサポートの準備を整えなければいけないこと、などが考えられます。

また、精神疾患の正しい知識が乏しいことや、
精神科を受診をすることに抵抗がある人も多く、
重症化してからやっと受診に至るケースが珍しくありません。
当然、重症化してからの方が治療期間が長引いてしまいます。

ほとんどの患者さんが慢性的な疾患であるので、症状が安定したとしても、
長期的なフォローが必要にもなってくるケースも多いです。

これらのように、様々な要因によって入院が長期化してしまう傾向があるのですが、
長期化すると、患者さんはどうしてもストレスを抱えやすくなってしまいます。

看護師は少しでも患者さんのストレスを緩和させられるように、
時間が空いたら一緒に散歩に出て外の空気を感じてみたり、
季節の催し物を考えてみたり、
普段のコミュニケーションから患者さんのことを考えられるように心がけたいところです。

入院環境では、社会生活と離されてしまうために、対人能力であったり、
生活能力、社会に適応できる能力が低下してしまう恐れもあります。

症状は落ち着いたけど、社会能力が落ちたから退院できなくなった、というのでは
元も子もありません。

社会復帰ができるように、普段から生活技能訓練、精神療法などのリハビリで
社会能力を低下させないような取り組みが大切になってきますね。

 

精神科に入院されている患者さんによくみられる特徴をいくつか挙げてみました。
なんとなくイメージはできましたでしょうか?

とは言っても、全ての患者さんがこれらに当てはまるわけではありません。
人それぞれ、性格も特徴も異なります。
目安程度に考えてくださいね。

最初にも述べましたが、患者さんは一人の人間です。
「精神科の患者さん」と特別視するのではなく、
先入観を持たずに、誠実に関わってもらえたら嬉しいです(^^)

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精神科の患者さんとの関わり方 ~私が意識していること~

私自身、人と接することは正直苦手です。
人見知りなので、特に初対面の人とはおどおどしてしまってほとんど喋れません(笑)

そんな私ですが、患者さんと関わる時にはそれなりに自然に話すことができている気がしています。

精神科の患者さんとどう関わったら良いのかわからない、上手くコミュニケーションがとれないという方もおられるかもしれません。
参考程度にですが、私が精神科の患者さんと関わる時に意識している点をご紹介しますね。

患者さんに興味を持つ

まず、興味を持つことが一番だと思います。
患者さんとして、というよりも、一人の人として興味を持って関わるようにしています。
今までどんな人生を送ってこられたのか、何が好きでどんな趣味があるのか、
どんな仕事をされてきたのか、など。

興味をもつと自然と会話が広がっていきますし、
患者さんと関わる機会も増えます。

話の内容や、その話をする時の表情や態度などから、
患者さんのことを知る手がかりを掴むこともできます。

とは言え、興奮状態の時は、必要以上に関わることは刺激になってしまうし、
抑うつ状態の時には話す気力すらないということもあるので、
症状に応じて関わり方は考えた方が良いですね。

自分自身のこと、自分の感情を素直に伝える

いくら患者さんに興味があるからと言っても、質問攻めにしてしまうと気分は良くないですよね。
そのため、できるだけ自分のことは隠さずに話すようにしています。

自分からはあまり話してくれない患者さんでも、
私自身が自分のことを話していると、自然と患者さんも合わせて話してくれたりします。
その患者さんが話してくれた内容に対して、少し話を膨らませてみたり、
「私はこんな風に感じました」と自分の感情を率直に述べてみたり、
「話してくださってありがとうございます。またお話聞かせてください」
などと伝えると、次の時にも話しやすくなりますね。
以前話していた内容を出すと、会話をしっかり聞いてくれているという安心感にも繋がると思います。

相手がどんな人かわからないと、誰だって身構えてしまい素直に話せませんよね。
自分のことをオープンにして話してくれる人には、心を開きやすくはないですか?

こうやって会話を重ねていくことで、患者さんとの関係性も深まってくると思います♪

患者さんの感情を大切にする

患者さんが感情を話してくださった時には、
その感情は決して否定せずに共感するようにしています。

「うん、うん」と相づちで聞くのも良いですし、
「それは辛かったですね「とても悲しかったんですね」
とその気持を繰り返したり、違う言葉に置き換えたりすると、
より話を聞いているということが伝わるかもしれませんね。

気持ちを表現することが苦手な方もたくさんいらっしゃいます。

例えば、「何となくイライラした」という風に言う人がいたとします。
その時には順を追ってしっかりと話を聞いて、
「〇〇に対して□□だったから△△と感じたんですね」とまとめてあげると、
自分で自分の感情に気づける機会になると思います。

逆に、「こんなことがあった」と事実だけを言ってくる人や、
言葉ではなく、暴れたり自傷行為など行動で示す人もいます。
「それでどう感じたんですか?」「どうしてこのような行動をしたんですか?」
と問うことで、自分の感情を振り返ることもできますね。

「何となく」のままスルーしてしまうと、今後に活かせずに、
同じことの繰り返しになってしまいます。
何に対してどうしてそう思ったのか、まずそれを自分で気づけるようになることが
第一歩たと思うのです。

ちゃんと伝えてくれた時には、
「自分の感情を伝えられましたね」と評価したり、
「伝えてくれてありがとう」
「言ってくれたから理解ができて嬉しかった」
などこちらの気持ちを伝えると、より次に繋がっていくと思います☆

患者さんにも、自分自身の感情を大切にしてもらいたいと思っています。
それができるようにお手伝いをすることも、
精神科の看護師の大切なお仕事ですね(^^)

患者さんの気持ちがわからなければ、「こう感じたということですか?」
と正直に聞いてみることも良いと思います。

患者さんの考え方が自分と違う時には、
「〇〇さんはそう思ったんですね。私だったらこう思います」
「反対の立場だったらどのように感じますか」
などと、単に否定するのではなく、視点を変えてみるのも良いかもしれません。

無理に患者さんと同じ意見のように振る舞う必要はないと思います。
色んな考え方があって当然ですし、お互いに考えを尊重できる関係が理想ですよね♪

このようなやり取りの中から、感情の伝え方や汲み取り方を学べると思います。
患者さんとのコミュニケーションの中で、
自分自身も気づきや学べることはたくさんあるんですよ(^^)

患者さんとの約束は必ず守る

精神科では、患者さんとの信頼関係はとても大切です。

せっかく信頼関係を築けても、故意ではなかったとしても
約束を破ってしまうと一気に信頼関係は崩れてしまいます。
約束したのであれば、責任をもって必ず果たすようにしましょう。

しかし、看護師も人間ですからうっかり忘れてしまうこともありますし、
バタバタしていると時間通りにできないこともあるかもしれません。

そのような時には言い訳はせずに、誠実に謝罪をしましょう。
自分の非を素直に認めることも大切です。
できなかった理由と、患者さんに迷惑や嫌な思いをさせてしまったこと、
そしてそのことを申し訳なく思っていることを丁寧に説明すれば、
患者さんもきっとわかってくれますよ(^^)

守れない可能性があるのであれば、前もってそのことを説明して、
むやみに約束をしない方が良いと思います。
確実に自分が果たせることだけを約束しましょう。

小さなことでも、その積み重ねが信頼に関わってきますからね(^^)

患者さんのできているところを評価する

例えば、うつ病の患者さんなんかは、自己評価がとても低い方がおられます。
でも、自己評価が低いだけで、周りからみるとしっかりとできていることもたくさんあります。

そのため、小さなことであってもできていることはどんどん評価して気づかせてあげましょう。
入院当初はできなかったけど、徐々にできるようになっていくこともたくさん出てきます。
しかし、患者さんは自分でそのことに気づけていないことが多いのです。

「〇〇ができるようになりましたね」と伝えてあげることで、
患者さん自身もそれに気づくことができます。
自覚できた方が、治療にも前向きになれるし、
何より嬉しくて自信に繋がりますよね(^^)

できているところを伝えても、「まだしんどいし全然…」
と悲観的に返ってくることも多いでしょう。

それでも、「前はしんどくて寝ていることが多かったけど、今は朝から起きることができていますね」
などと具体的に事実を伝えてあげると良いと思います。

小さなことで良いんですよ。
できることが増えていくってすごいですよね(^^)

患者さんに振り回されない

患者さんの中には、我儘を言ったりわざと看護師を困らせるような行動を取る方も一部ですがおられます。

そのような患者さんと関わる時には、絶対に患者さんの都合に振り回されないように注意しています。

患者さんの言うこと全てに対応していては、時間がいくらあっても足りないし、
要求がどんどんエスカレートしてしまう可能性もあります。

「言えば何でもやってくれる」と思われてしまわないように、看護師として毅然とした態度で振る舞いましょう。

できないことはできない、ダメなものはダメ、はっきりと言うことが大切です。
もちろん、やみくもに断るのではなく、
何故できないのかを患者さんが納得のできるように説明をする必要はあります。

前は良かったけど今回はダメ、あの看護師は良いと言うけどこの看護師はダメと言う、
などのようにバラツキがあると、またこじれてしまうこともあります。
スタッフ同士で対応を決めておき、患者さんにもそれを伝えておくと良いでしょう。

また、そのような患者さんの言動の裏にはどのような心理が隠れているかも考えられると良いですね。

私が普段患者さんとの関わりで意識している点をいくつか挙げました。
別に特別なことではないと思いませんか?
普段の対人関係でしていることとそんなに変わらないと思います。

精神科の患者さんだから、と特別視する必要はありません。
一人の人として、丁寧に接することが一番大切です(^^)

細かく挙げると、
「笑顔で話す」「目線を合わせること」「間を大切にする」など色々あると思いますが、
それらは上記のことを気をつけていれば、自然とついてくることかなぁと思っています☆

患者さんには色んな人がいますので、一概にこうと決めつけることはできませんが、
患者さんやその場に応じて色んな対応ができるようになれれば良いですね。
私もまだまだ勉強中です(^^)

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【精神科の治療】電気けいれん療法を受ける患者さんへの看護

電気けいれん療法とは、頭に電極を貼り付けて通電をして、
人為的にけいれん発作を誘発される治療法です。
詳しくは、こちらに記載していますので参考にしてください。

電気けいれん療法の施術を行うのは医師ですが、
看護師は何をしたら良いのでしょう?
私の経験からお話しますね(^^)

オリエンテーション ~トイレの水は飲まないで~

患者さんに治療の流れや注意すること、治療後の様子などを説明します。

電気けいれん療法を受ける患者さんは、重症の方が多いので、理解力や判断力が乏しいことも多いです。
また、治療に同意していない人(家族が同意している)や、病識自体がない人もおられます。

そんな患者さんに、治療の説明や術前の注意事項を理解してもらうことはなかなか難しいことなんですが、
患者さんに必ず守っていただかないといけないことがあります。

前日夜からの絶飲食です。
嘔吐による窒息や誤嚥性肺炎の予防のために行うのですが、もし飲食してしまったら治療自体が行えなくなってしまいます。

理解力が乏しい患者さんは、コップを預かったり、部屋の水道を止めたりして対応します。
外に出て水を飲もうとする患者さんには個室にうつってもらい、その時だけ隔離が必要になることもあります。

隔離していても、絶対大丈夫とは言えません。トイレの水を飲んでしまう患者さんもおられます。
場合に応じて、トイレも施錠して、一時的にポータブルトイレを設置するなどの対応も考えないといけませんね。

普段しっかりされていて大丈夫と思える患者さんでも、
電気けいれん療法の治療中は、副作用で健忘(一時的な記憶喪失)やせん妄(一時的な意識障害)になることも少なくありません。
そのため、自分はなぜ治療をしているのか自体忘れてしまう人もいますし、
注意事項なんて全く「何のこと?」状態です。

中には、治療を受けたくないからわざと飲水をしてしまう人もおられるので要注意です。

このように、治療の説明をすることと合わせて、患者さんそれぞれに応じた
対策を考えながら準備を勧めていくことが看護師には必要になってきます。

前日の準備 ~体を清潔に~

電気けいれん療法では、頭部に電極を貼り付けて通電を行います。
そのため、頭が皮脂で汚れていると、電極がしっかりと貼り付かないことがあります。

そうならないためにも、前日に必ず洗髪を行います。
入浴や清拭で全身を清潔にするのが一番望ましいのですが、
拒否が強い人などは難しいこともあるので、最低でも洗髪だけは行っておきたいところですね。

また、排便の確認を行って、なければ浣腸を行ったり、
男性であれば髭を剃り、女性では化粧やマニキュアは落としてもらいます。

基本的な手術の準備と一緒ですね。
手術に関する同意書や書類なんかも準備をしておきます。

夜勤では、絶飲食の指示を守れるように、再三の説明と確認を行って翌日の治療へ備えます。

当日の準備 ~連携プレーが鍵~

日にもよりますが、当日治療を受ける患者さんは多い時には10人ほどおられます。
そして治療は一人20分ほどなので、病棟と治療室の行ったり来たりでバタバタと結構忙しいことも多いです。

もちろん分担はしますが、スタッフ同士の連携が上手くできていないとスムーズに進まないこともあるので、
スタッフ同士の意思疎通と協力が大切になってきます。
滞りなく治療がすすめられるように調整することも、看護師の大切な役割ですね。

当日の朝には、術衣に着替えてもらい、点滴の確保をしておきます。
寝たきりなどで当日に着替える余裕のない人は、前日に着替えておいた方が良いですね。

そして術前に必ずバイタルの確認をして、もし異常があればすぐに医師に報告するようにしましょう。
異常がないことを確認し、順に患者さんを準備室へと誘導します。

準備室では、頭部に電極を貼り付けたり、モニターの準備などをして順番を待ちます。
不安や拒否の強い人もおられますので、安心してもらえるような声掛けができたら良いですね。

この時に、治療が終わったあと帰室できるように、術後ベッドの準備をしておきます。
酸素や吸引器の準備やベッド周囲の整頓、ベッド位置の調整などしておくと良いですね。

治療室の中で行うこと ~私、OPEナースだったっけ?~

順番がきたら、治療室へと進みます。

治療室に入ると、酸素を投与して全身麻酔をかけ、治療が始まります。
医師がそれらの処置をしている間、看護師は記録を行います。

何の薬剤をどれだけ使用したか、電圧は何Vで何秒けいれん発作が起こったのか、など随時記録していました。

また、使用する薬剤を準備したり、必要な物品を渡すなど、簡単な介助も行います。
特に清潔操作は必要ないですよ。
なんちゃってOPEナースの気分を味わえて結構楽しかったりします♪笑

治療直後の観察 ~暴れる人には要注意~

治療が終わり、自発呼吸が再開すると治療室を出ます。
自室に戻る前に、処置室でモニターを装着し、バイタルや呼吸状態の確認などを行っていました。

治療後は、人によっては錯乱状態となって、朦朧としながら起き上がったり暴れようとする患者さんもおられます。

そのため、必要に応じて鎮静剤を使用することもあります。
鎮静剤を使用すると、呼吸抑制がみられることもあるので、より呼吸状態には注意しなければいけませんね。

しばらく様子を見て問題なければ、自室へ戻ります。
帰室後もしばらくは意識は戻っていませんので、
酸素を投与して手術後と同じようにバイタルのチェックを行います。

意識が朦朧として動いてしまう人も多いので、頻繁に観察を行うと安心ですね

1時間もすれば、大抵の人は意識がしっかり戻ってきますので、
問題なければモニターをはずして、点滴も抜去します。
飲水確認を行い、ムセがなければ飲食も再開してもらいますし、自由に動いてもらって大丈夫です。

これで1回の治療が終わります。
これを週に2~3回、計5~15回ほど繰り返して治療を進めていくことになります。

5回程行ったくらいから、治療の効果を感じ始める人もおられます。
自覚は全くなかったとしても、他覚的に見ると確実に良くなっていることもあるので、
良くなっている点は積極的に患者さんに伝えてあげるようにしましょう。
人から言われることで自覚が出て来る場合もありますから(^^)

副作用とその対応 ~一過性のものだから安心して~

・頭痛、筋肉痛
治療直後から頭痛や筋肉痛を訴える人は多いですが、ほとんどは当日から翌日には消失します。
鎮痛剤で対応できるので、訴えがあれば勧めてあげましょう。

・嘔気、嘔吐
これも短期的な副作用です。
ベッド周囲に必ずガーグルベイスンと吸引器を用意しておきましょう。
制吐剤も使用できますので、医師に指示を確認しましょう。

・健忘
一時的に記憶を喪失することがあります。
記憶をなくすことに恐怖感を感じる人もおられますが、一過性のもので
数日から数週間で回復しますので、そのことを説明して安心感を与えてあげましょう。
不安が強い人には、日記をつけることを促したり、
忘れたくないことは紙に書いて目のつくところに置いておくなどの工夫も良いですね。

・せん妄
一時的な意識障害で頭が混乱した状態になることです。高齢者の方に多くみられます。

幻覚が見えたり、興奮して大声を出したり、物事を正常に判断できない状態になります。
わかりやすく言うと、認知症のような症状が現れますが、
認知症と違う点は、症状は可逆的で元の状態に戻るということです。

本人の行動や発言は端から見ると意味不明なことばかりです。
しかし、それを否定してしまうとより不安感が強まってしまうので、否定せずに、
安心感を与えられるような対応ができたら良いですね。

また、せん妄状態になると、周りへの注意が欠如し、正常な判断もできないため、
転倒したり怪我をするリスクが高くなります。
そのため、危険な物を部屋に置かないように環境調整を行いましょう。
知らないうちに体がアザだらけ、なんてこともあります^^;
夜だけせん妄になることもあるので、特に夜には注意した方が良いですね。

点滴をしている場合には、自己抜去を防ぐ必要があります。
ルートが視界に入らないような工夫や、時間帯を考慮することも一つの方法ですね。

セルフケアが自分で行えなくなることもあるので、必要に応じて介助や見守りを行います。
飲水や食事が摂れているかの確認や、体調の管理にも目を配ってくださいね。

早くせん妄状態を解除するためには、1日のリズムをつけることが大切です。
昼間はカーテンを開けて光を取り込み、活動を促してしっかり覚醒してもらいましょう。
そして、夜は暗くして静かに眠れるような環境を提供します。

慣れない環境がストレスになる場合もあります。
家族の方にできるだけ面会に来て話しかけてもらったり、
家族の写真や本人が慣れ親しんだ物(安全な物で)を持ってきてもらうようお願いすることもあります。

症状が強くてどうしても目が離せないような状況であれば、
一時的に離床センサーを使ったり拘束をする場合もあります。
事前にそのことを本人や家族に説明して、同意を得ておくことも必要ですね。

せん妄の症状の現れ方は人それぞれですが、必ず症状は治まります。
そのことをしっかりと説明して、本人にも家族にも安心感を与えてあげてください(^^)

・躁転
双極性障害(躁うつ病)のうつ状態の時に治療を行うと、稀に躁状態に転じてしまうことがあります。
治療は、状況に応じてそのまま継続したり一旦中止になることもあります。
治療をどうするかは医師が判断しますが、看護師は躁転していないかの観察をしておく必要がありますね。

 

以上、電気けいれん療法を行う患者さんへの看護をまとめてみました。

精神科のイメージと少し違ったかもしれませんが、電気けいれん療法は治療効果が高いので、
日に日に良くなっていく姿が見られるのが楽しみでもあります。

ちょっとした手術のような感覚を味わえるので、精神科に興味はあるけどゆったりしすぎるのは苦手という方に
良いかもしれませんね。

手術と言っても外科ほどの身体侵襲はありませんし、
看護も精神面へのアプローチが多いので、外科とはまた違った看護を楽しめると思います♪

電気けいれん療法はどこの病院でも行っているわけではないので、
興味がある場合は看護師転職サイトに登録して、病院の情報を聞いてみてくださいね☆